今年の早明戦は、本当にいい試合でした。結果的に明治は早稲田に敗れたものの、「前へ」という自分たちの戦術は充分に通用するということを再確認でき、選手たちも自信を取り戻せたんじゃないでしょうか。対抗戦は5位に終わりましたが、大学選手権までにきちんと修正してくれば、結果を出せるようになると思います。僕はラグビーの専門家じゃないですが、そういう期待を持たせてくれる試合でした。
前半早々のモールで押し込んだトライは、自分が学生時代に何度も見てた、これぞ明治という攻め方で、感極まって涙が出てしまいました。強い頃の明治の姿と重なり、行けるんじゃないかという手応えを感じた瞬間でもあります。前半30分位から防戦一方になりましたが、トライを奪われなかったのは立派だと思います。後半は完全に早稲田にボールを支配されたものの、課題だったラインアウトも確実に取れており、まさに吉田監督が選手として活躍していた頃の、あの強い明治の試合を見ているときのような安心感がありました。
吉田監督は僕が2年生のときのキャプテンですが、学生時代の印象は今でも強烈に残っています。大学日本一を奪還できるまでには、まだ何年かかかるでしょうが、今後の成長には大いに期待しています。
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