広島で生まれ育った僕にとって、これまで終戦記念日は意識したことのない日でした。8月6日が登校日で、必ず8時15分に黙祷し、年配の先生の話を聞くのが恒例だったこともあり、広島に原爆が投下されたことに対する意識は非常に強いものの、終戦記念日は無関心に近かったのです。学生時代、長崎出身の友人に、「長崎(の原爆投下)は何時か知ってる?」と聞かれ、考えたこともなかったのを思い出しました。
ところが、今年は何故か終戦記念日に関連したTV番組を立て続けに見ました。息子タイガが近代史に詳しくなった影響もあるのかもしれません。純粋に、あの時、世界で何が起きていたのかを知りたかったというのもあります。
これまでは、何故、広島に原爆が投下されたのか、その必要性はあったのかということについて、考える機会は多くありましたが、当時の日本が周辺諸国に何をしてきて、当時の連合国と枢軸国が何をしてきたのか、全く知らなかったんだなというのがよくわかりました。
もちろん、ほんの数時間、TV番組の特集を見たくらいで、頭の整理ができた訳でも、歴史を理解できた訳でもないのですが、これまでとは違う視点を持つことができた、そんな気がしました。
投稿情報: |