ついに念願のデジタル一眼を買ってしまいました。きっかけは、SONYから届いたメルマガ。レンズ交換式のハンディカムを発表したというものでしたが、そういやSONYもミラーレスのデジタル一眼を出してたなと思い出し、あれこれ調べ始めるうちに、NEX-5ならこれまでの不満が一気に解消するじゃないかということがわかり、思い切って買っちゃいました。8年ぶりにSONY回帰です。
デジカメを使い始めた頃は、使い勝手のよさが気に入ってSONYを3台続けて愛用しましたが、フィルム式のカメラの代わりになる画質で、かつ、一眼レフのように大袈裟じゃない奴ということで、Canon Powershot G2 に鞍替えしたのが2002年の秋。その後もCanonを愛用し続け、計4台のPowerShotとIXYを使いました。
しかし、どうも画質が満足いかないと気付いたのです。特に、お気楽撮影用に買った IXY 910 IS は、屋内はもちろん、屋外のような明るいところでもノイジーで、ざらついた感じがありました。行事撮影用の Powershot S5 IS でも、まあまあのレベルです。
そんなにレンズ交換できる一眼レフはすごいのか という疑問を長らく持っていましたが、SONYのメルマガをきっかけに調べ始めたら、レンズ交換できるからじゃなくて、撮像素子(CCDとかCMOSと呼ばれるもの)の大きさがまるで違うということがわかりました。デジタル一眼やデジタル一眼レフの撮像素子って、面積比でコンパクトデジカメの20倍くらい大きいんです。背景がぼけた写真が撮れるのも、こいつのせいなのねとわかったら、俄然、デジタル一眼に興味がわき、Canonと真逆を行く、SONYに回帰したという訳です。
Canonは良くも悪くもカメラ屋さんで、撮影手段が主体のインターフェースなんですよ。例えば、絞りをどうするとか、シャッター速度をどうするとか。玄人にはいいけど、素人には結果が見えにくいんです。一応、シーンに応じた撮影モードはありますけど、お任せしても思ったような映像になってくれません。
一方、SONY NEX-5 は基本はフルオートですべてカメラに任せろ だけど、デジタル一眼の一番の特徴であるぼけ具合だけをダイヤルですぐに調整できるインターフェースになっています。つまり、結果が主体のインターフェースなんです。裏では、絞りとシャッター速度とISO(フィルム感度)を連携させて自動調整しているんですが、どれくらいぼけるかという結果だけをダイヤルで調整できるという、手段は何でもいい私にとっては実に優秀で最高のインターフェースです。一眼レフのαシリーズの画質とCybershotやハンディカムのインターフェースを組み合わせたような、実にSONYらしい製品だと思います。
この対比って、昔ながらの操作に固執するか、デジタルだからこそできる新しい価値観に飛び移るかの違いのような気もします。我が家は、車に続き、デジカメも世代交代。
ちなみに、こんな感じで簡単に背景をぼかしたりできます。
そして、動画もフルハイビジョンで撮影できるので、ハンディカムも引退させることにしました。これで、ビデオと行事用カメラとお気楽用カメラの3台に別れていたのが、1台に集約されます。これまでの3年間、旧三役はよくがんばってくれました。特に Powershot S5 IS は1,500枚も撮影してましたからね。
明後日の夜からとんぼ返りでリゾナーレに行くので、早速、撮影してきたいと思います。
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