前回に続き、今回も普通の人にはどーでもいいこだわりがたくさん書かれてます。
Power Macintosh 6100/66 (1995年購入)
実は、LC475を買ったとき、予算さえ許すのであれば、デザイン面でも性能面でも遥かに優れていたPower Macintosh 6100/60が欲しいと思っていました。でも、発売当初の値段は378,000円 当然ですが、憧れで終わりです。
ところが翌年、クロックアップしたPower Macintosh 6100/66が発売され、型落ちとなった6100/60の中古品が手の届きそうなところまで下がってきました。LC475に見切りを付け、中古のPower Macintosh 6100/60を求めて秋葉原に出かけたものの、どこのお店に行っても在庫がありません。予算オーバーでしたが、新品のPower Macintosh 6100/66を213,000円で購入しました。
各種記事で設置面積の大きさが指摘されていましたが、自分の机に置いてみてびっくり。ばかでかい。でも、デザインは最高だし、PowerPCになって速くなったし、おまけにCD-ROMも付いて、大満足でした。
ちなみに、この頃のPower Macintoshシリーズを最後に、Macのデザインは史上最悪の時期に突入します。待てど暮らせど、部屋に置きたいと思うような心惹かれる美しいデザインのMacが出てこない。そんな事情もあって、CPUのアップグレードカードでドーピングを施すことで2度の延命を図り、丸4年間も使い続けました。
僕の手を離れた後は、実家の両親に譲り、2002年くらいまで現役として活躍してくれました。両親が使わなくなってからも、実家のラックに置きっぱなしでしたが、先月帰省したときには、ついに処分されてました。僕の中では、Classic IIと並んで心に残るMacです。
twentieth anniversary Macintosh (1999年購入)
1997年春、衝撃的なMacが発表されました。Apple創立20周年を記念したモデルtwentieth anniversary Macintoshです。世界限定12,000台で、日本での価格は888,000円。初めて行ったMac Expoでカタログを入手し、ため息をつきながら穴が開くほどカタログを眺めたものです。カタログは、今でも大切に取ってあります。
ところが 1999年春、LINK CLUBという小冊子で新品が売られているじゃないですか。しかも、お値段は247,000円。翌日には郵便局で定額預金を解約し、電話で注文してました。後で知ったのですが、コストパフォーマンスがよくなくて敬遠されたのか、USを中心にかなり在庫が余ってたようなんですね。そこで、発売から2年近くも経って安売りされたというのが実情でした。
でも、僕にはそんなこと関係ありません。確かに、当時、これまた衝撃の初代iMacが178,000円で売られていたことを考えると、高い買物です。でも、落ち着いた色使いに、革張りニーパッド付きのキーボード、BOSEのサブウーハー、そして、このデザイン。こいつを手に入れられたのは、本当にラッキーであり、幸せなことでした。
しかし、そんな最高のMacも、時代の波には勝てませんでした。2001年に発売されたMac OS Xが動かなかったのです。過去の遺産と決別したモダンなOSを使うため、次のMacの購入を決心することとなります。
twentieth anniversary Macintoshのオーナーは、愛着を込めて、こいつのことをTAMと呼びます。TAMと過ごした日々を車に例えるなら、「あぁ、昔、古いフェラーリに乗ってたこともあったよ。楽しい車だったなぁ。でもね、最新のハイブリッド車が欲しくなったんだよね。」って感じでしょうか。
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