これまでに数々のMacを使ってきましたが、自分で購入して自宅で使ってきたMacを数回に分けて紹介します。たぶん、普通の人にはどーでもいいこだわりが満載だと思います。
Classic II (1992年購入)
「Macとの出会い」でご紹介したとおり、大学のゼミがMacを使い始めるきっかけでした。ゼミの一期生だったため、ゼミには先輩も後輩もいなくて、同学年の12名だけでした。4年生になり、後輩が入ってからも、ゼミ室にはMacは3台だけ。卒論の研究も執筆もこの3台で行なう訳で、当然の如く奪い合いです。夜中に突然アイディアがひらめいたときに、すぐに計算を始めたくても、Macはゼミ室。
どうしてもMacが欲しくて、親に頼み込んで買ってもらったのがClassic IIでした。確か、当時20万円くらいだったと記憶しています。今になって振り返ると、何て脛かじりな息子だったのだろうと思います。ゼミ室にはSE/30とII siがありましたが、SE/30のコンパクトさとII siのデザインを兼ね備えた、僕にとっては究極のMacでした。こいつを手に入れたおかげで、自由に研究することができ、無事に卒業できました〜。
ちょうど2年後にLC475を購入して現役引退しましたが、デザインがとても好きで、思い入れも強かったこともあり、使いもしないのに、10年以上も所有していました。電源を入れることもなく、部屋の片隅に置いたままだったので、今の家に引っ越すタイミングで処分してしまいましたが、今でも大好きなMacです。
LC475 (1994年購入)
社会人2年目である1994年の春にインターネットに出会い、秋には当時サービスが始まったばかりの個人向けISPに加入しました。同時に、無性にカラーのMacが欲しくなったのです。今では考えられないでしょうが、Classic IIはモノクロだったのです。
自分が買える範囲で、デザイン的に許せるのは、既に販売が終了しているLC IIIのみ。中古に狙いを定め、普段は近寄りもしない秋葉原に出かけて相場を調べ、1週間ほど考えました。買おうと決心して、再び秋葉原に行きましたが、狙っていたLC IIIは既に売れていました。別のLC IIIもありましたが、セットのモニタがApple純正じゃなかったのでパス。仕方なく、新品のApple純正モニタとセットになっていた中古のLC475を128,000円で買いました。
買った当初はカラーになった上に速くなったと満足していましたが、すぐにデザイン的な不満の方が大きくなってしまいました。LC IIIもLC475も薄いボディーを採用していますが、LC IIIが中央やや上に横一本の溝を刻み、その右端にFDDの取出し口を埋め込む絶妙なデザインに対し、LC475はのっぺりとしたフロントに取って付けたようなFDD。車に例えるなら、ドア部分のプレスラインの位置がちょっと違っただけで、デザインのバランスがずいぶんと違ってしまうようなものです。
Classic IIもLC IIIもII siもフロッグデザインが手がけたデザインなんですが、LC475辺りからデザイン会社が変わってしまったんですよねぇ。僕の中ではその差は歴然としていました。たぶん、普通の人にはどーでもいいことでしょうが。
というわけで、わずか9ヶ月で手放してしまいました。後にも先にも、こんな短命だったMacはこいつだけです。
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