ちょうど1ヶ月くらい前に、我が家の初代MacBook Airが起動しなくなって復元した後も、数日おきに起動しなくなり、結局、4回も復元をする羽目になりました。新しいMacBook Airにしようかな、なんて考えたこともありましたが、欲しいスペックで見積もると軽く10万円を超えるし、新しいMacBook Airは所々コストダウンのツケが見られるんですよね。中でも、キーボードのバックライトがなくなったのと、スリープ時のLEDがなくなったのが、ちょっと安っぽい気がして、今のMacBook Airを延命することに。なんだかんだ言って、気に入ってるんです。
初代MacBook Airの弱点は「遅い」の一言に尽きるのですが、ネットでいろいろと調べたところ、原因がはっきりしました。
- 動画を見続けたりすると、CPUが熱暴走する。
- とにかくHDDが遅い。
ホント、初代MacBook Airは熱対策がまるでできてなくて、夏とかファンが回りっぱなしです。ひどいときはブラウザしか起動してないのに、日本語入力すらまともにできなくなります。ところが、世の中にはいいものがあるんですね。CoolBookというアプリ($10)で、CPUのクロック数や電圧を自分で設定できるんです。デフォルトだと800MHzから1.6GHzまでの可変ですが、600MHzから1.4GHzまでの可変に下げて、電圧も可能な限り下げてしまいました。特に遅くなった印象はありません。むしろ熱暴走もなくなって速さを維持できるし、ファンもほとんど回らなくて静かになったので、一石二鳥です。
さらに、普段はFlashを使わないことにしました。これもFlashlessという便利な無料アプリがあり、Safariなどで勝手にFlashが起動しなくなります。もちろん、見たいときはFlashの箇所をクリックすればいつでも見れるので、いざというときは安心です。MacのFlashって無駄にCPUを消費するので、初代MacBook Airだとネットサーフィンしてるだけでファンが回り始めるんです。最新のMacBook Airですら、こんな状態のようです。でも、Flashlessのおかげで、無駄な広告もシャットアウトされ、ファンも回らず、更に静かになりました。
そして、何度もクラッシュしてしまったHDDですが、このブログの記事を読んでHDDの時代は終わったんだと気付き、SSDにしてしまいました。ネットでも交換事例の多かった、GMonster-1.8" ZIF V4の128GBです。ちょっと高かったんですが、思い切って買っちゃいました。HDDの交換方法は、ASCII.jpのページやブログの記事を参考にしました。事前に何度も調べていたので、交換は20分程度で終わり、SSDをフォーマットした後、いつものように(?)、Time Machineで丸ごと復元です。
というわけで、瀕死の状態だった初代MacBook Airは、HDDの微かなカリカリ音も消え、ファンも滅多に回らず本当に静かになった上、OSやアプリの起動も速くなり、あと1-2年は使えるかなという状態にまで回復しました。もちろん、最新のMacBook Airの速さには遠く及びませんが、次のMacBook Airが発表されるまでは、様子見ですね。
しかし、今思うと、初代MacBook Airって、偉大なる試作品だったんじゃないかって思いますね。初代があるから今の最新モデルがあるという意味では偉大だけど、ちょっとお粗末な設計という意味では試作品かなと。でも、全方位の優等生より、多少の欠点があるくらいの方がかわいいものなんです。
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