<A>
ハイパー・リンクは、既にみなさん体験済みのはずです。このガイドの中で、青い文字やボタンの絵を押すと、次の画面が出ますよね。これが、まさしくハイパー・リンクです。このハイパー・リンクを作るのは、とても簡単なことです。
<A href="next.html">次のページ</A>
このように、Anchorを意味する<A>を使います。次に表示させたいページをhrefという属性で表わします。ここで指定するファイルは、別にHTMLファイルである必要はありません。JPEGの絵を表示させたいのなら、
<A href="next.jpg">次の絵</A>
とすればいいですし、圧縮したファイルをダウンロードさせたいのなら、
<A href="next.zip">ファイルをダウンロード</A>
とすればいいです。とにかく、次に取ってきたいファイル名を書けばいいのです。それを表示させるのか、圧縮を解凍するのかは、ファイル名の拡張子で決まります。正しくは、サーバーから送られたMIMEタイプを見てブラウザーが判断するのですが、今はファイル名で次の行動が決まると思っていてください。
また、リンク先を違うサーバーのページにしたいのなら、
<A href="http://www.company.com/some/next.html">
と、URLを書けばいいですし、FTPサーバーのファイルをダウンロードさせたいのなら、
<A href="ftp://ftp.company.com/some/next.zip">
と、FTPサーバー上のファイルのURLを書けばいいです。
title属性
リンク部分にマウス・カーソルを載せておくと、ポップアップで文字が表示される場合がありますが、その文字はtitle属性を使います。
<A href="next.html" title="iPhone特集">次のページ</A>
このように、実際のリンク先のページ名をtitle属性で書いておくことで、利用者にとってわかりやすいページになります。
基礎編はここまで
これで、「まずはここからの基礎編」は終わりです。ここまで書いたことを理解していただければ、もうHTMLが書けるはずです。後は、いくつか実際に書いてみることが一番です。書いていくうちに、もっと複雑なことをしたくなり、また疑問がわいてくることでしょう。その時には、またこのガイドを参考にしてください。
それでは、さらに達人に近づくために「少しだけ背伸びの中級編」に進みましょうか。